サートゥルナーリア引退…稍重の宝塚記念に思う

社台 キャロットの馬のこと
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サートゥルナーリア、引退…。

復帰を目指していましたが、再び競馬場でその姿を見ることは叶いませんでした。

結果的に、サートゥルのラストランは2020年の宝塚記念。

このレースで負ったダメージは相当大きかったようです(;_:)

宝塚記念。明暗をわけた稍重馬場

その宝塚記念、馬場状態は稍重でした。

勝ちタイムは2分13秒5

これは、1週間前の未勝利戦(良馬場)とほぼ同じタイム。 ←1着エバーマノ、2分13秒6。

宝塚記念が いかに時計を要したかわかります。

上がりは勝ち馬こそ36秒台でしたが、2着以下はみんな37秒以上かかりました。

そんなタフなレースを勝ったのが、牝馬のクロノジェネシス

6馬身差の圧勝にはド肝をぬかれましたね。

対照的に、1番人気に支持されるも馬場悪化に持ち味を殺されたのが、サートゥルナーリア

そしてこれが彼の最後のレースに…。

2020年の春のグランプリは、下記のようにまとめることもできます。

「稍重の宝塚記念を牝馬が勝った。1番人気の牡馬は敗退し、結果的にラストランになってしまった」

――あれ?

こういう宝塚記念、なんか見たことがあるような…。

稍重の馬場で牝馬が勝った…。

1番人気の牡馬がラストランになった…。

キャロット会員の方なら、すぐわかりそう。サンデー会員の方も、ピンとくるかも。

――そう、あの年の宝塚記念です!

宝塚記念。歳月を超えて

2016年の宝塚記念。

この年も、馬場は稍重でした。

今見ても、上位人気馬はものすごい顔ぶれ。

1番人気 ドゥラメンテ! 第82代ダービー馬!

2番人気 キタサンブラック!! 後の顕彰馬です!!

3番人気 アンビシャス!!! 後に毎日王冠でルージュバックの2着!!!

4番人気 ラブリーデイ!!!! 初年度産駒が好調な滑り出し!!!!

5番人気 シュヴァルグラン!!!!! 後にジャパンカップを制覇!!!!!

ほとんどみんな種牡馬じゃん…(”_”)

そんな豪華牡馬勢を撃破し、8番人気という低評価を覆して優勝したのが…

マリアライト!!!!!!!!

言わずと知れた、キャロットの牝馬です(^o^)

438kgという小柄な馬体ながら、内で粘るキタサンブラックをねじふせ、外から迫るドゥラメンテを従えて堂々のゴール。

今改めてレース映像を見ても、あぁお客さんがいっぱい入ってる!と感動します。

…じゃなかった、というかそれもあるけど、マリアの走りに心を打たれます(*^^)v

一方、2着ドゥラメンテは残念ながら、このレースがラストランに…。(レース後に故障が判明)

――ということで。

2016年も、そして2020年も、

「稍重の宝塚記念を牝馬が勝った。1番人気の牡馬は敗退し、結果的にラストランになってしまった」

なんだか共通点があるナー、と思いました(‘◇’)ゞ

過去から未来を切り開く

…と、これで終わってしまっては ただの結果論。

過去の出来事から未来を予測するのが、競馬の醍醐味です!

上述のように、2016年と2020年の宝塚記念は、ある意味リンクしているように見えました。

ということは?

2016年の宝塚3着馬キタサンブラックは、顕彰馬に選出されるほどの名馬に。

ということは?

2020年の3着馬も、今後大活躍するのではないでしょうか?

2020年の3着馬、それは…

モズベッロ!

昨年末の有馬記念のパドックでは、ノソノソ歩いていて全く見栄えがしませんでした(結果は15着)。

次走はAJCCというウワサもあるので、有馬のような気配でなければ買いたい(^^)

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