キャロットとシルク、引退コメントはどう違う? 3歳未勝利戦に思う。

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キャロットにせよ、シルクにせよ。

この時期は、「引退」の文字を多く目にします。

3歳未勝利戦がラストに近づいているからです。

いたわりのキャロット

掲示板を外してしまった3歳未勝利馬のほとんどは…。

キャロット → 走ったその日のうちに「引退」と出ます

シルク → 土日は更新がないので、月曜日に「引退」と出ます

こうして比べてみると。

シルクの方が、“運命“ と向き合うのを先延ばしにできるわけです。

(まぁ、「おそらく引退だろうナ…」というのは大体わかるけど)

キャロットは当日のうちに「引退」と出るので、シビアなようにも思える。

でも、引退にあたって “労い“ (?)のコメントを書いてくれるのは、ある意味 “救い” かもしれません。

◆例① : ここまでのレースでも能力の片鱗は見せてきたのですが…

◆例② : シチュエーションを整えることができればいくらか違ったかもしれませんが…

など。

キャロット社員さんが、出資者と同じ目線で書いてくれています。

「慰め」ではない。「励まし」でもない。

言い方は難しいけれど、やっぱり「労い」でしょうか。

いたわり、的な。

勝ち上がれなかった悔しさ、もどかしさを代弁してくれるコメント。

これがあるとないでは、大違いだと思います。

事務的なシルク

シルクには、そういったコメントはありません。

ためしに。

シルクの3歳未勝利馬ヒーズオールザットが引退になったので、そのコメントをちょっと見てみましょう。

「3走成績による出走制限」を課され、未勝利戦に出走できなくなったことや、これまでの競走内容を踏まえ、今後について協議した結果、誠に残念ではありますが、このまま引退させることといたします。

近日中に抹消の手続きを行わせていただき、26日(木)のサラブレッドオークションに上場する予定です。

詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。

…じつに事務的。

「誠に残念ではありますが」の部分に若干の情緒を感じなくもないけど、まぁ定型文てやつです。

キャロットは、この「誠に残念ではありますが」を拡大して、労い(いたわり)のコメントを書いてくれるわけですね。

さて、ヒーズオールザット。

馬名意味は、「彼は最高」

調教では素質の片鱗を見せていましたが、実戦でその良さを存分に生かすことができませんでした。

彼の最高の着順は、7着。

地方に行って、最高の着順を更新してほしい。

好走のピアチェーレ

――さて。

ヒーズオールザットは引退になったけれど。

掲示板を確保して、続戦をつかみ取った3歳未勝利馬もいます。

ピアチェーレオクタヴィアンです!

8/20の当ブログで ふれた2頭ですね。

 ※関連記事:がんばれ、崖っぷち3歳未勝利馬。ピアチェーレ & オクタヴィアン

まずはピアチェーレ

なんとか5着に入ってくれヨ…という気持ちでレースを見たら。

直線で外からグイグイ伸びて、3着!

14番人気という低評価を覆す好走でした。

前走7着時は「オッ!」と思わせる内容でしたが、今回は「オオッ!!」と息を呑んだ。

そこまで体質が強いわけじゃないので、次走がどこになるかわかりませんが。

今度走る時は、

「オオオッ!!!」

と感激させてほしいものです(^-^)

ギリギリのオクタヴィアン

続いて、オクタヴィアン

こちらは、ほんとギリギリの5着ゴールでした。

6着馬とはわずかにクビ差…アブネー。

レース前の見立て通り、内枠スタートが功を奏して、コーナーで外に張るクセが抑えられた。

芝1200mでタイム1:08.3なら、水準級と言えるでしょう。

ようやく常識にかなってきた感じです。

3歳未勝利があるのは、あと2週間。

もうちょい早く、こういうレースができるようになっていれば…というのはタラレバ。

連闘か、中1週か。

今度走る時は、勝利をつかんでほしいものです(^-^)

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