藤沢和雄 元調教師トークショー。レイデオロやグランアレグリアについて語る

藤沢先生 騎手・調教師
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3月20日(日)、最終レース終了後。

中山競馬場のウィナーズサークルにて、藤沢和雄 元調教師のトークショーが行われました。

藤沢先生、アライバルについて語る

私は現地には行かなかったので、JRA公式ユーチューブで視聴した内容をここに書きたいと思います。

藤沢和雄 元調教師トークショー。

司会は、鈴木 淑子さん合田 直弘さん。

藤沢先生、グレーのスーツで颯爽と登場!

まず最初に口にしたのは、なんとも意外な言葉でした(@_@)

「今日のメインはどうもすみません栗田にはよく言っておきました」

今日のメイン?栗田?

これって、スプリングSで2着に敗れたアライバルについて…でしょうか。

アライバルを管理する栗田調教師に、何を言ったのかな?

…と思っていたら。

合田さんが、

「ハナ差は調教師のせいだぞ、とさっき おっしゃっていました」

とフォロー。

なるほど!

藤沢先生としては、関西馬のビーアストニッシドより、関東馬でルメール騎手騎乗のアライバルに勝ってほしかった…ということでしょう。

ハナ差で負けたのは、馬のせいでもなく、騎手のせいでもない。

調教師のせい!

…いやー、藤沢先生の競馬に対する姿勢が垣間見える瞬間でした!

アライバルが勝てなくてかなりヘコんでいましたが、先生の言葉に救われた思いです(´ー`)

藤沢先生、数々の名馬について語る

トークショーは約30分ほど。

その中から、印象に残った言葉をピックアップしますと…。

――引退されて今はどんなお気持ちですか?

「長い間ずいぶん迷惑をかけて、反省しながら毎日ゆっくりさせてもらっています」

迷惑だなんて!

藤沢先生は強気にラッパを吹くこともなく、“馬優先主義“ を貫いた方。

1570勝も挙げた名伯楽が引退してしまって、寂しい思いをしているファンの方が多いのではないでしょうか。

――今はどんな風にお過ごしですか?

「のんびり犬の面倒を見て、なるべく競馬のことは考えないようにしています」

ワンちゃんの面倒!

藤沢先生に飼われている犬は、きっと名犬に違いありません(^-^)

◆クロフネミステリーのアメリカ遠征について。

「私はオドオドしていたけれど、馬はとても余裕がありました」

クロフネミステリーは、藤沢厩舎にとって初めての海外挑戦。

あの藤沢先生も、初めての挑戦の時はオドオドしていたんですね!

…って、オドオドというのは間違いなく誇張でしょうけど(^-^;

◆タイキシャトルのフランスでの勝利について。

「アメリカと違って、速い馬がいなかったので良かったです」

この前年にタイキブリザードがアメリカ遠征で大敗していたこともあり、フランスでの勝利を謙遜とウィットに満ちた言葉で語ってくれました(^O^)/

◆ゼンノロブロイのイギリスG1挑戦について。

「イギリスは馬は強いけれど、賞金が安くて大変でした」

藤沢先生が修行した土地、イギリスでの挑戦。

賞金じゃなく、能力を発揮できるところに行くんだ!という淑子さんの言葉には、聞いているこちらも深くうなずく思いでした。

◆レイデオロのダービー制覇について。

「(ダービーは)なかなか勝てないレースだったので、難しいナと思っていました。

レディブロンド・ラドラーダ・レイデオロとやらせてもらい、血統が良くて楽しみでしたが、良い結果になって喜んでいます」

「ダービーは勝てないレースだったので最後はあきらめかけていた時もありましたが、馬に助けられて、私以上に周りが喜んでくれました」

レイデオロ
レイデオロ。

また。

レイデオロこそ皐月賞 → ダービーというローテでしたが。

シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ペルーサ、ゴーフォザサミットと、藤沢厩舎がダービーに向かう前哨戦は青葉賞という印象。

それについて合田さんに聞かれると…

「青葉賞は強いですよ!」

ドヤ顔、とまでは言いませんが、「断言」という感じでした(^-^)

◆グランアレグリアについて。

「2歳の頃から前向きな馬でした。私が定年で引退するんで頑張ってくれたんだと思います」

先生は こうおっしゃいましたが。

調教師人生の全てを注ぎ込んだからこそ、G1を6勝もするような名牝に育ったのは間違いないでしょう(^^♪

藤沢先生、馬券にも挑戦したいと語る

トークショーの後半に。

これってJRA的にはどうなんだろう?…と思うようなやりとりがありましたヨ。

――今後、馬券は買いたいですか?

「何人かアブない調教師がいるんですけど、やってみたいと思います」

アブない調教師、って…( ゚Д゚)

馬券を通して文句を言いに行く、という意味合いなのかな。

「そんな仕上げじゃぁ、ファンに納得してもらえないぞ!」

と叱咤しに行ってくれる…ということなのかな。

テレビ出演については、「ギャラ次第で(笑)」との発言もありました。

ギャラも何も…経験値はすごいしトークも面白いし、引っ張りダコだろうと容易に想像できます。

というわけで。

藤沢先生の姿をメディアで見る日は近い!

…と結論づけて、今回はおしまいです(^O^)/

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