JRAの新ブランドCM、「今日、わたしの物語が走ります。」
アニメーションで描かれる、人と馬の姿。
もうご覧になった方も多いかと思います(^O^)/
アニメーションで描かれる、人と馬の姿
私は、テレビで競馬を観戦している時にこのCMを目にしました。
たった30秒のCMですが。
見終わった後、なんだかジ~ンときました。
「なんだろう、この感じは…?」
のどのあたりに不思議な温かさ。
気付けば、涙腺がゆるんでいる気もします(´ー`)
「万馬券を獲って感動するならわかるけど、JRAのCMで感動するなんて…」 ←失礼
我ながらビックリしたので、もう一度あらためて動画を見てみることにしました。
JRAのサイトを確認すると。
このCMは、「今日、わたしの物語が走ります。」というタイトル。
※既にJRA FUN YouTubeチャンネルで公開済です。
CMのキャッチコピーはこちら。
サラブレッドは、さまざまな職業の人々と関わりながら競走馬へと成長していきます。
GⅠレースの大舞台に向かう一頭の競走馬を、その馬に各々の思いをのせて見守る関係者たちの多様な目線で描きます。溢れ出す思い、心の動き、託した想い。
一頭のサラブレッドと、関わった人々との絆を、Aimerさん書き下ろしの楽曲にのせて全編オリジナルアニメーションで表現します。
なるほど、そういうCMでしたか!
初めて目にした時は、フイを突かれてつい涙ぐんでしまったけれど。
コンセプトがわかった上で見れば、涙腺がゆるむこともあるまい。
そう思って、再びアニメーションを見たところ…。
やっぱり、感動しました(:_;)
今日、わたしの物語が走ります。
どんな内容か知っているのに、感動する…。
これ、私だけかな(@_@)
ナゼ、こんなに心を動かされるのか?
それを調べる前に。
まずは、CMのストーリーをたどりたいと思います(^O^)/
――厩舎でもくもくと働く、女性の姿。
控室の男性は、同僚に話しかけます。
「あれ、田中は?」
「見ないんだって。験担ぎで」
さきほどの女性は、ほほえみを浮かべながら作業を続けます。
「今日、あの泣き虫が走ります」
――診療所でレントゲン写真を確認する、獣医の姿。
同僚は差し入れのジュースを手に、彼女に話しかけます。
「そろそろですね!」
彼女はジュースを受け取り、遠くに思いを馳せます。
「あのヤンチャが走ります」
――馬場で調教中の青年は、明るい陽射しに目を細めながら。
「あの人見知りが」
――装蹄師の男性は、蹄鉄を打つ手をしばし休めて。
「あの頑固者が」
――女性厩務員は、ターフに歩を進める愛馬の行く先を見つめて。
「今日、走ります」
スターターが、高らかに旗を掲げる――
「今日、わたしの物語が走ります。」
直線で先頭に立つ馬の姿を、Aimerの歌う「Crossovers」が彩ります…。
それぞれの思い出を乗せて
いやー、良いCMです!
この記事を書くためにまた見たのですが、何度見てもグッときます(*’▽’)
…と、手放しで喜ぶだけじゃアレなので。
私が感動したポイントを、下記に書いてみましょう。
まず。
アニメーションが素晴らしい!
絵本のようなタッチからは、登場人物たちの温かさが伝わってきます(^-^)
次に。
音楽が素晴らしい!
楽曲「Crossovers」を提供したAimer。
せつせつと歌う彼女の声は、馬に思いを馳せる人たちに寄りそうようで、胸が熱くなります(^^♪
そして、なにより。
ストーリーが素晴らしい!
1頭の競走馬を思う、関係者たち。
それぞれの立場から、それぞれの思いが描かれる…私が感動したのはこれに尽きます(^O^)/
「泣き虫」な性格。
母馬と別れる時、他のどの仔馬よりも泣いていたのでしょう。
「ヤンチャ」な仕草。
獣医が怖くて、さんざん暴れたりしたのでしょう。
「人見知り」な性質。
何度乗ってもなかなか心を開かず、馴致に手を焼いたのでしょう。
「頑固者」な一面。
蹄鉄を打つのに苦労するくらい、頑固な面を見せることもあったのでしょう。
それぞれの思い出を乗せて、レースに挑む競走馬。
競馬場にたどりつくまでには、本当にいろんな人の支えがあるんだよな…。
サラブレッドは決して数字や記号なんかじゃない、生き物なんだよな…。
そんな当たり前のことが、わずか30秒のCMで表現されている!
それもまた奇跡のようで、心が揺さぶられます(^.^)
わたしの物語。あなたの物語
――最後に。
このCMのタイトルは、「今日、わたしの物語が走ります。」ですが。
これは同時に、「今日、あなたの物語が走ります。」でもありますね。
競馬ファン一人ひとりに、好きな馬がいる…。
「馬券で儲けさせてもらったから」
「見た目がカッコいいから」
「名前がかわいいから」
「出資馬だから」
などなど、応援する理由は様々ですが。
関係者だけでなく、競馬ファンそれぞれにも馬への思いがあるわけです!
「このCMの第2弾は、そんなファン目線のものだったらいいナ」
…などと書いて、今回はおしまい(^O^)
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