アーモンドアイの妹、ユナカイト。引退によせて

ぼくじょう シルクの馬のこと
スポンサーリンク

ユナカイトが引退しました…。

そもそもユナカイトとは

シルクの会員なら、「ああ、ユナカイトね」となるだろうけれど。

そうじゃない方は、「ユナカイトって、どんな馬だっけ?」と首をひねるかもしれない。

そんな方には…。

こう言えば、すぐ理解してもらえると思います。

「ユナカイトは、あの!アーモンドアイの妹です!!」

今回は、“ユナカイト引退“ によせて、彼女ら姉妹について書きたいと思います。

あの!アーモンドアイの妹

まず、血統について触れておきますと。

アーモンドアイは、父ロードカナロア。母フサイチパンドラ。

ユナカイトは、父ヨハネスブルグ。母フサイチパンドラ。

ユナカイトは、アーモンドアイの半妹になるわけですね。

なので。

競走成績に差があるのは、まぁ仕方ないと言えます(‘◇’)ゞ

競走成績。

アーモンドアイは、通算成績 15戦11勝。

ユナカイトは、通算成績 17戦2勝。

…お姉ちゃんは、100年に一頭レベルの名馬だったので。

比べるのは、ちょっとかわいそうな気もします(-_-;)

姉妹の共通点、3つ

アーモンドアイとユナカイト。

違う点の方が多いようにも思えるけれど。

同じ点もあります!

まず、彼女ら姉妹の共通点を3つ挙げてみましょう。

①デビュー2戦目で勝った

②ルメール騎手を乗せて勝ったことがある

③デビューして3戦は1番人気に推された

アーモンドアイもユナカイトも、新馬戦は2着。

初勝利は、デビュー2戦目でした。

2頭とも、ルメール騎手の手綱で勝っています。

そして。

2頭とも、デビューして3戦は1番人気に推されています。

アーモンドアイの4戦目、桜花賞は2番人気。

ご存じの通り、大外一気の豪脚で駆け抜けてG1初勝利を飾りました。

 ※桜花賞の1番人気は、ラッキーライラック。

一方。

ユナカイトの4戦目、アネモネSは4番人気。

3着という結果で、桜花賞への権利を逃してしまいました…。

他にも、「ノーザンファーム生まれ」「NF天栄で育った」とかの共通点もありますね。

姉アーモンドアイのすごいところ、3つ

――次に。

アーモンドアイが、ユナカイトよりも優れている点を3つ挙げてみましょう。

「3つどころじゃないヨ…」という声が聞こえてきそうですが、ちょっと耳をふさがせて頂きます(‘Д’)

①G1を勝った

②レコードタイムを出したことがある

③ルメール騎手を泣かせた

アーモンドアイは、G1を勝ちました。

いや、「勝ちました」どころじゃありません。

史上最多の9冠!

アーモンド国枝

その中には、ハイパーレコードの2018年ジャパンカップも含まれています。

タイムは今後も当分破られることがないであろう、驚愕の2分20秒6!(@_@)

そりゃ、主戦のルメール騎手もその強さに涙を見せるわけです(2020年の天皇賞(秋))。

ユナカイトは、G1を勝てなかった。

G1どころか、重賞出走すら叶いませんでした。

上がり最速で勝ったことはあるけれど、レコードタイムを出したこともない。

アーモンドアイのラスト2戦は、

「天皇賞(秋) 1着 → ジャパンカップ 1着」

という、華のあるものでしたが。

ユナカイトのラスト2戦は、

「2勝クラスのダート1400m戦を 8着 → 13着」

という、砂にまみれた内容…。

デビューの頃の戦績はまぁまぁ似てたけど、晩年の成績は全然違いました(-_-;)

妹ユナカイトのすごいところ、3つ

でも!

ユナカイトにも、偉大なる姉アーモンドアイより優れているところがあります!

「やっぱり妹の方がカワイイ!」

とか、そういうのじゃなくて…(‘◇’)ゞ

①体質がそこそこ丈夫

②ロードカナロアを配合することができる

③ユナカイト産駒は、アーモンドアイ産駒よりもリーズナブル

ユナカイトは、体質がそこそこ丈夫でした。

姉アーモンドアイはレース後に熱中症のような状態になることもありましたが、ユナカイトはそういうのはなかった…多分。

走ったレース数も、ユナカイトの方がアーモンドより2戦多い。

2歳夏にデビューし、順調に17戦を消化して、5歳秋に引退を迎える…。

結果的に勝ち星は2つでしたが、大きな故障もなく、無事に牧場に戻ることができました。

体質の強さが、これから産まれてくるこどもたちにも受け継がれるといいナ(^O^)/

ユナカイトの配合相手。

まず間違いなく、ロードカナロアでしょう!

うまれてくる仔は、アーモンドアイと75% 同血になるわけです。

生じるクロスは、

 ◆Storm Cat 3 × 4

 ◆Mr. Prospector 4 × 5

 ◆Nureyev 4 × 5

 ◆Northern Dancer 5 × 5

となります。

アーモンドアイの初仔は、エピファネイア産駒。

シルクで募集されるはずで、牡馬なら2億円近いお値段になるのでは?

それに対して。

ユナカイトの初仔は、ロードカナロア産駒(たぶん)。

こちらもシルクで募集されるだろうけど、牡馬でも6000万円くらいじゃないかな?

総額2億円とかだとさすがに躊躇しますが、6000万円なら迷わず出資したい(^-^)

アーモンドアイの1つ年下の妹、ユナカイト。

デビューも引退も、ちょうど1年遅れでした。

こどもを産むのも、やっぱり1年遅れになります。

そしたら。

こどものデビューも、1年遅れになる。

「アーモンドアイ産駒もすごいけど、ユナカイト産駒はもっとすごいらしいゾ」

未来がそんな感じだったら、いいナ(^O^)/

コメント