新潟2歳ステークス。
アライバルは、2着でした…。
アライバル、1番人気も…
6月の新馬戦を快勝し、鞍上ルメール騎手に「ディアドラみたい」と言わしめたアライバル。
その新馬戦で負かした馬たちは、次走であっさり勝ち上がり。
※2着プルパレイ、3着ホウオウパレード、5着グランドライン。
レースレベルが高かったわけです!
そこを圧勝したアライバル。
新潟2歳ステークスでは、断然人気になるかと思われました。
でも。
断然人気、ではなかった。
最終オッズは以下の通りです。
馬名 | 単勝オッズ | |
1番人気 | アライバル | 2.9 |
2番人気 | オタルエバー | 4.0 |
3番人気 | セリフォス | 4.5 |
4番人気 | クレイドル | 11.3 |
5番人気 | スタニングローズ | 12.1 |
1番人気こそアライバルでしたが。
単勝オッズは、アライバル・オタルエバー・セリフォスの三つ巴という感じ。
オッズ的には「3強」の様相でした。
オタルエバーとセリフォス
オタルエバーは、新潟マイルの新馬戦を逃げて好時計勝ち。
セリフォスは、中京マイルの新馬戦を先行して完勝。
例年の新潟2歳Sなら、いずれも1番人気に推されてもおかしくないくらいの素質馬です。
オタルエバーは、リオンディーズ産駒。
セリフォスは、ダイワメジャー産駒。
どちらも、マイルG1を勝った種牡馬の子供です。
2歳の早い時期から、機動力を生かす競馬ができる血統と言えます。
対するアライバルは、ハービンジャー産駒。
ペルシアンナイトやノームコアがマイルG1を勝っていますが、彼らが本格化したのは3歳秋くらいから。
ハービンジャー産駒が2歳の夏に重賞で1番人気になる…なかなか記憶にありません。
記憶にはない、けれど。
記録を新たに打ち立てる!
そんな気持ちで、レースの時間を待ちました。
いざ、レースへ
アライバル、パドックは堂々と周回していました。
新馬戦の時より、やや前向きさがあったでしょうか。
返し馬は、ルメール騎手とのコンタクトがバッチリ!
歴戦の古馬みたいに、悠然と駆け抜けて行きました。
若駒の2戦目ということで、変なところでスイッチが入らなければいいな…と心配していましたが、杞憂だったようです。
直線の攻防
そして、レース。
アライバルは中団で進めます。
前半600mは、36.2秒というスロー。
こりゃぁ究極の切れ味勝負になるな。
馬群は4コーナーにさしかかる。
さぁ、アライバルの手応えは…。
あまり良くない!(@_@)
進路は大外ではなく、馬群の中を選択。
グイグイ伸びてくる。
伸びてきているけれど。
残り400m。こりゃマズイと思った。
残り200m。3着はありそうと思った。
残り50m。ようやくエンジン全開!だけど。
セリフォスが1着ゴール。
アライバルは、2着でした…。
今後への展望を
勝利したセリフォス。
比較的荒れたインコースを通って勝ったのは立派です。
さすがダイワメジャー産駒!
さすが中内田厩舎!
さすが川田騎手!
といった感じです。
※ややナゲヤリなのは、ご了承ください_(._.)_
一方、負けてしまったアライバルですが。
成長力あるハービンジャー産駒だし、現時点でダイワメジャー産駒の完成度に先を越された印象。
スピード抜群のリオンディーズ産駒には先着を果たすことができたし。
重賞2着で賞金を加算できたのも大きいですね。
また、やっぱり距離は伸びても良さそう。
伸びれば伸びるほど良いか、というとそれはわかりませんが…。
そして。
今回、最も評価したいと思うのは。
平常心を保って競馬に向かうことができたこと。
パドック、返し馬、輪乗り…ジョッキーの言うことをキチンと聞いて、お利口さんでした(^-^)
また、陣営にとっても。
「調教でどのくらい攻めればよいか」というサジ加減を、今回のレースである程度把握できたのではないでしょうか。
アライバル、無敗でクラシックへ!
…とレース前は夢見ていたので、土がついたのは確かに残念ですが。
ペルシアンナイトやノームコア、またブラストワンピースも、土がついた後に大舞台で輝いています。
今回の敗戦は、悲観するようなものではないだけに。
次走、年末の大舞台で、燦然と輝くアライバルの姿を夢見たいと思います(^O^)/
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