キャロットクラブやシルク・ホースクラブ等、一口系の馬たちの名前は「母名からの連想」「父名からの連想」というものが大多数です。
◆例1:ジンジャーパンチ産駒のルージュバック。ブランデーをジンジャーエールで割ったカクテル名
◆例2:ディープインパクト産駒のラストインパクト。究極的な+父名の一部
やはり、親の名前から想像の翼を広げる、というのが名付けの王道かなと思います。
その馬の身体的特徴を名前にする、というのも結構あります。
◆例3:ブロンディーヴァ。金色のタテガミから連想
◆例4:ブラックバゴ。漆黒の馬体+父名
こちらも、名前と特徴がピッタリだと実に覚えやすいですね。
でも、それは一口系の馬たちの名前。
一口じゃない馬には、上記のような方法以外の名前がいっぱいあります。むしろ、そういう馬名の方が多いかもしれません。
「この馬の馬主さんは、一体どういう思いでこの名前をつけたのだろう…」
馬柱を見ながら、予想そっちのけで考えてしまうことが私にはあります。馬主さんに由来を直接聞くことはできないので、下記はあくまで私の想像です。ご容赦下さいませ。
ほんじつ取り上げるのは、以下の馬名です。
2020 9/5(土) 新潟3レース
アイスマン
父:スウェプトオーヴァーボード 母:ラプザントゥール
性別:牡
馬主:岡浩二氏
JRAのホームページ、「競走馬情報」の「馬名意味」を見ると、こうあります。
「冷たい男」
まぁ、そのままですね ^^)
アイスマンの父は、スウェプトオーヴァーボード。母は、ラプザントゥール。
「母名ラプザントゥール…どういう意味だろう。氷河、とかかな」と思って調べてみたら、
フランス語で「重力」とのこと。なので、母名からの連想ではなさそう。
ただ、馬主さんは「アイスマン」という名前をつける前に、この馬に別の名前を与えていました。
「馬名意味」の下の欄に、「旧馬名」という項目があるのです。
※登録した名前は一回だけ変更できる、という制度があったと思います。
そこにはこうあります。
「旧馬名 リトルマン」
旧馬名 リトルマン… 小さい男。
メモリーレーンくらいのサイズなのでしょうか。明日のパドックで確認です。
「リトルマンでは、文字通り大物感がない。でも、なんとかマンにしたい」
そう考えた結果、「アイスマン」にしたのでしょうか。
アイスマンでググると、「氷河から見つかった5300年前の男性のミイラ」というのがヒットします。これじゃないよな…。「ミイラのように粘り強い走りを期待」いや違うよな…。
私の結論は。
映画『シービスケット』でゲイリー・スティーヴンスが演じたジョッキー「アイスマン・ウルフ」。
ここからの連想なのではないか、と推測します。
ずいぶん前に見た映画なのでうろ覚えですが、確かアイスマン・ウルフは顔色ひとつ変えずクールに勝利を量産する、そういう男だったと思います。
アイスマン・ウルフのように、クールに勝利をつかんでほしい、との願いを込めて。
以上、競馬ファンの勝手な推測でした(*^^*)
2020 9/4 ノーザンのーと
コメント